
インターナショナルスクールにもう何年も通わせていますが、いまだに英語を話しません。
”インターあるある”ですね。
インターに入学希望の親御さんが入学前に意外に尋ねてこないのが 「外国人は何割ぐらいいるんですか?」という質問です。
その理由は、「インターナショナルスクールって名前なんだから外人だらけのはず」と信じ込んでいるからです。
で、入学してみてビックリ、「外国人がいないの!?」
インターには大きく以下の2種類があります。
1. 日本に住んでいる外国人用
2. 日本に住んでいる日本人用
簡単な親子面接だけで入れちゃうのは2番目の方です。
クラスには英語を話せない日本人がウヨウヨ。
先生はもちろん英語を話しますが、ひとクラス20人も30人もいるんですから、読み聞かせとかオーバーヘッドを見せて全員に読み上げさせるとか、先生が一方通行で教えられる楽ちんなスタイルがレッスンの主流となります。
先生もやる気のある初心者の頃は、ひとりずつ順番に当てていって子どもが話せる機会を与えてやろうと頑張りましたが、あまりに英語ができない純日本人だらけで疲れ切り、しばらく経つと比較的英語が話せる子どもだけを狙い撃ちしてやらせるようになるのです。
日本に住んでいる外国人の先生の多くは、怠けることばかり考えている連中ですから何も期待してはいけません。
さて、先生に相手にされないその他大勢の子どもたちはすぐに飽きてしまい、子ども同士で日本語をベラベラ話し出します。
先生はおざなりに注意しますが、そこかしこで日本語で話し出すと先生はそれに気づかないフリをします。
英語がわからない子どもを1日中相手にしていると先生も疲れますから、外遊びのアクティビティズを毎日必ず入れて誤魔化します。
親は「子どもも息抜きが必要だからね」と喜ぶのでこの誤魔化しに気が付きません。
子どもは遊んでいる時は長文の日本語をそんなに話しませんから、先生も注意しなくて楽です。
インターで先生が生徒に向かって1対1で話しかけるのは、「怒る時」と「子どもが病気・けがをした時」だけです。
そんなこんなでスクールが終わり、丸1日ロクに英語を話さなかった子どもだらけです。
話したとしても「Good morningかSee you tomorrow」ぐらいです。
それは行きと帰りの挨拶ですね。
そして、おうちに帰ったら100%日本語環境に戻ります。
お父さんとお母さんと日本語で話します。
日本のテレビや日本語のYouTubeを観ます。
友達と日本語で遊びます。
こんな感じでインターに通って英語力がついたらあなたの子どもは単なる天才です。
もちろん、入学した時よりは子どもは英語が話せるようにはなっていますよ。
しかし、それは英語を習っていない近所の子よりは話せるんじゃない?といった程度です。
または、親というものは、子どもが何をしても「すごい!うちの子、天才じゃないの?」と思いたがる病を持っているので、たいした英語じゃないにたいしたもんだと思っているだけです。
いったい今まで月謝をいくら払ったのでしょう。
まぁ近所の庶民たちに、「うちの子、インター通っているの。」と言った時の自己承認欲求を、そのお金が満たしてくれたと思えば高くはないですね。
じゃあ「日本に住んでいる外国人用」インターに通わせればいいのね!?となりますね。
さぁ、そんな簡単なことなのでしょうか、、、。
今度、そのお話をいたします。
以上、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
レナードでした。