
EOP/English Only Policy(イングリッシュ・オンリー・ポリシー)とは、スクール内では英語しか話してはいけないルールです。
休憩時間に日本人同士になっても日本語で会話をすることを禁ずる!という規則です。
一見良さそうにみえます。
せっかく、英語を勉強しているんだから日本語なんか話さないほうがいい!
自分が英語漬けになるイメージを持てます。
しかし、実際の効果はゼロです。
こういうルールがある英会話スクールは、運営がEOPの効果を学術的に検証をしたことはありません。
また経営者やスタッフは、英語圏で通用するビジネスレベルの英語を勉強していません。(話せるのでならばEOPが意味のないことを知っています。)
特徴のない自分のスクールを差別化しようと、どこかのスクールがやっているのを見て「EOPってイイんじゃない!?」と模倣しているだけです。
想像してください。
ここに3歳の幼児が数人います。
彼らがお互いに会話をすることで日本語が上達すると思いますか?
義務教育内の英語の授業のみを受けた日本人は、ネイティブが3歳になるまでに取り込む英語語彙より遥かに少ないです。
英語下手くそ同士がどれだけ会話をしようと英語スキルは永遠に向上しません。
EOPの効果を出すためには2つの条件があります。
1.ネイティブが一人は参加していること
2.学習者の英語力がビジネスレベルであること
ネイティブがいればネイティブらしい単語遣いや表現を覚えられます。
ビジネスレベルであれば相手が間違った英語を話した時には気付き、また良い言い回しをした時に学習ができます。
とは言え、常に英語だけを話そうと意識することはたいへん重要なことです。
1日1時間のマンツーマンで英会話レッスンを週に数回しても、週112時間(8時間は寝ているとして)中のたった2-3時間に過ぎません。
それで語学が上達するなら、世の中にこれほど英会話学校が溢れていません。
英語ペラペラになるには、起きている残りの時間すべてを英語環境にする必要があります。
つまりネイティブと同じ環境にしなさい、ということです。
カナダはバンクーバーに旅行に行った際に立ち寄ったカフェのレジで、店員と客の女性二人が英語でなにやら会話をしていました。
彼女たちが店から出る時に日本語を話しているのが聞こえました。
私の会計の番になってレジ係と話をしたら彼は日本人だということがわかりました。
「バンクーバーの日本人、スゴい!」と思いました。
たまたま彼らだけが例外なのかもしれませんが、、、。
お互い日本人だとわかっていても公共の場では英語で通すという姿勢は、海外で暮らす時に必要な心構えです。
ちなみにニューヨークに留学に来て語学力を上げるのは難しいです。
英語留学に来たのに、お小遣い欲しさにマンハッタンのピアノバー(キャバクラ)で非合法で働くようになり、そのうち語学学校に通わなくなり、気がつくとF-1ビザが切れて不法滞在している、という”ニューヨークあるある”の実例が身近にあります。
ニューヨークは遊ぶ誘惑が多すぎて語学留学には向いていません。
英語留学をするなら、なにもないネブラスカ州とかテネシー州とかがいいですね。
英語学校もないかもしれませんが、、、。
以上、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
レナードでした。
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