
それは「高2から留学する」ことです。
私はアメリカで日本人学校や帰国子女予備校で働いていたこともありますので事実を基にお話します。
そこそこの頭の生徒たちが帰国子女というだけで東大・早稲田・慶応・上智・ICUなどの難関大学になんの苦労もなくあっさり入学できます。
苦労もなくというのは「大学受験については」という意味です。
父親の勝手な都合で来たくもなかったアメリカに連れてこられて、最初はESLクラスに入れられ英語で苦労したり、アメリカの学校の宿題の量は日本とは比較にならないぐらい多いのに英語ができない母親は手伝えなかったり、おにぎりをランチで持っていったら「変な真っ黒なカタマリを食べてる!」と白人生徒たちに揶揄されて先生から理不尽な「おにぎり禁止令」を出されたり、アメリカには売っていないシャレた文房具を見て白人生徒たちが「貸して!」と持って行ったきり戻ってこないけど「返して!」とは言えない、などとといった”したくもない苦労”はたくさんしています。
日本の大学を経営している人たちは2020年にもなっても「英語圏の白人コンプレックス」のカタマリです。
”外国人コンプレックス”とは書きません。
なぜなら、世界にはたくさんの言語を母国語とする国々があるのに、”英語圏”から帰国したものだけを優遇するからです。
このことが長年「差別」として語られたことがないのが不思議です。
フィリピンの高校に2年間通ってタガログ語がペラペラの日本人は、なぜ帰国子女の対象にならないのか?
最高学府なのに日本の大学の経営者の本性は白人と英語にコンプレックスを持った人種差別主義者です。
そもそもアメリカの大学のシステムで「日本の中高に2年間以上通ったらハーバードに簡単に入れます」なんてものはないですからね。
日米地位協定のように、日本が一方的に欧米オセアニアの白人たちにヘコヘコしているのです。
本当に日本の大学は情けないですね。
しかし、それこそがチャンスなのです。
彼らの劣等感に漬け込めばいいだけです。
帰国子女枠やAO入試を最大限に活かしてラクして一流大学へ入りましょう。
承認欲求の強い親たちが自己満足したいだけの理由で、自分の子どもを小さい時からインターナショナルスクールに通わせるのは100%無駄です。
彼らには捨てるほど金があるから仕方ないのですが、何千万円もインターで学費を浪費して子どもには得るものはなに一つありません。
「英語が話せるようになったわよ!」?
何千万円も使わなくても英語なんて話せるようになります。
そもそも、インターを出た子どもが後年、「インターに行って良かったです。」なんて声を聞いたことは一度もないです。
インターに通った子どもは、自分の子どもにはインターに行かせないでしょう。
子どもをインターに行かせている親は自分がインターに行ったことがないので、どういうことになるのかわかっていないのです。
日本に住んで仕事をしていくのなら、アイデンティや自分の存在などを考え始める思春期には日本の指導要綱に沿った授業を行う学校に行かせるべきです。
そうでないと、いくら日本の一流大学を卒業して日本の有名企業で働いても、日本人文化が身に付いていないので会社にしっくりしません。
「外資系ならいいんじゃない?」と思う人もいることでしょう。
しかし、外資で働いて「わぁこの会社ってアメリカっぽい!」なんて感じることは一切ないです。
逆に、欧米でのビジネス経験が豊富にある日本人が”なんちゃって外資”で働くと異様な違和感を覚えるはずです。
欧米でのビジネス経験のない従業員だらけの外資系。
本当は欧米で働きたいけど日本の外資で妥協しているので、逆に”欧米流”を吹かす手に負えない社員が多いです。
「大学のサークルは体育会よりも体育会っぽい」のに似ています。
この例えがわかるあなたは頭が良いです。
以上、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
レナードでした。