
「英語の発音をネイティブにする方法はありますか?」
「ありません」。
なぜなら、日系三世のネイティブ・スピーカーの顔を見ないで”声だけ”を聞くと「アジア人訛り」に気づくからです。
それは「骨格によって発声は決まるから」という専門家の分析もあります。
私の娘はアメリカで生まれ育った白人ハーフで、アメリカの公立・私立学校に通い、現在は州内の大学に通っています。
日本には一度も住んだことはなく、日本語はいくつかの単語を知っているだけです。
完全なるネイティブ・イングリッシュ・スピーカーですが、彼女がハタチを過ぎた今でも「発音のところどころがアジア人ぽい」ことがわかります。
それは日本人訛りがあるとか、流暢さに欠けるとか、そういったことではなく、わかる人が聴けば『アジア系?』と気がつくという意味です。
なので、非コーカソイド(いわゆる白人)以外がゼロ歳でアメリカで生まれて、英語のみの教育を受けても、「ネイティブのような発音(発声)にするのは100%不可能」だということがわかります。
そりゃそうです。 アジア人にはアジア人の骨格があり、それに基づく声帯があるのですから、ネイティブのような”声帯”になれなくて当たり前です。
しかし、そもそも論を述べれば「ネイティブのような発音」という表現もいい加減なものです。
アメリカ合衆国の本当のネイティブは「ネイティブ・アメリカン」、昔の日本での表現で言えば「インディアン」ですから、「ネイティブみたいに話すとはインディアンのように話すことか!?」
ハオ。(インディアンの挨拶)
「ネイティブスピーカーとは白人のことを指す」という定義はありませんが、皆さんが「ネイティブみたいに英語を話したい」と夢見る時には、白人のイメージを描いているんではないでしょうか。
黒人系でもイタリア系でもヒスパニック(メキシコ)系でもアメリカで生まれ育てばネイティブなのに不思議ですね。
以上、今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
レナードでした。
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